その頭痛受診してみませんか?
頭痛は大きく一次性頭痛と二次性頭痛に分かれます。一次性頭痛とは外来を受診した患者様の大半を占める肩こりが原因となる緊張型頭痛やホルモンや天気などが原因となる片頭痛など生命に関わらない頭痛です。二次性頭痛は脳内の出血や腫瘍など生命に関わるものによる頭痛です。
頭痛診療ではまず一次性頭痛か、二次性頭痛なのかを調べ、二次性頭痛であれば手術などの必要な治療ができる病院へ紹介します。それがなければ一次性頭痛のうち緊張型頭痛や片頭痛、または他の頭痛なのかを診断しそれぞれの治療を行います。緊張型頭痛は重度の頭痛にはならず歩行や階段昇降などの日常的な動作で悪化しない特徴があります。一方で片頭痛は頭痛も強度となり日常的な動作で悪化するため、寝込んだり早退や欠勤などにつながる生活への支障度が高い頭痛です。
緊張型頭痛は片頭痛よりも多いと報告されていましたが緊張型頭痛と診断された患者様の中にも実は片頭痛が紛れていることがわかってきました。これは典型的といわれるギザギザに光るものが見える前兆や、片側にズキズキする頭痛といった特徴をもたない片頭痛が多く存在するとわかってきたからです。このような片頭痛でも生活への支障度は高く、寝込んだり早退や欠勤、あるいはそこまでではなくても、「頭痛なんかで休むべきではない」と我慢しながら家事や仕事をしている方が多いと思います。
また3か月以上にわたり1か月につき10~15日以上鎮痛薬を使用しているとその薬剤は効果がなくなってきて、むしろ内服することで頭痛を誘発するようになる薬剤誘発性頭痛というものがあり、特に片頭痛を持つ方で「頭痛なんかで休まない」、「鎮痛薬の効果はまだある」と我慢強く鎮痛薬を内服しながら生活していると、このような頭痛を起こす場合があります。したがって鎮痛薬の内服は頻回にならないことが重要です。
当院では生活への支障がある片頭痛があれば急性期治療薬と予防治療薬を処方します。急性期治療薬は頭痛時に内服する薬剤ですが市販の鎮痛薬よりも鎮痛効果が強いといわれています。予防治療薬は続けていると頭痛の頻度や1回の頭痛の程度を減らすことが期待でき鎮痛薬の使用日数が減っていきます。近年は新しい予防治療により、従来の治療では効果が得られなかった片頭痛にも対応できるようになってきております。
「自分の頭痛は片頭痛なのか」、「頭痛の頻度や程度が悪化してきた」、「いままでの市販薬が効かなくなってきた」、「以前頭痛外来で治療していたが効果がなかった」などお気軽にご相談していただければと思いますので当院へお越しください。