片頭痛治療
Migraine
こんな症状でお悩みでは
ないですか?
- 原因がわからないので不安です
- 頭痛薬があまり効きません
- 仕事や家事に支障が出ています
- 特に月経時の頭痛がつらいです
- 月に10回は頭痛薬を飲んでいます
- 吐き気を伴う頭痛があります
- 強い光があると頭痛がでます
片頭痛の治療をご検討ください
当院にて受け付けております
片頭痛治療のポイント
片頭痛の原因は人さまざま

片頭痛は、頭部の血管が拡張し、炎症を起こすことによって生じる頭痛です。片側のこめかみにズキンズキンと脈打つような頭痛が一般的ですが、両側に頭痛が起きたりもします。片頭痛によって仕事や家事に集中できなくなったり、横になって休まざるを得ない状況になることがあります。
片頭痛の発生メカニズムについては未だ明確には解明されておらず、三叉神経の異常による血管の拡張で出現するといった説が提唱され、現在も世界中で研究が続けられています。
重い症状が伴う頭痛がある場合

重い症状がある場合、我慢したり市販薬でしのいだりするより、通院をおすすめします。たとえば、頭痛が悪化し、仕事や学校での生活に支障をきたしている場合、嘔吐や吐き気を伴う場合、さらに身体の麻痺を伴う場合などは「単なる頭痛」と放置せず、ぜひ当院にご相談ください。
脳神経外科頭痛の種類
- 01
片頭痛
中程度から重度の片側性でズキンズキンとした拍動性の痛みが特徴です。体を動かすことで痛みが強まったり、吐き気や嘔吐を伴ったり、光や音に過敏になって日常生活に支障をきたすことがあります。特に20代から40代の女性に多く見受けられます。
- 02
群発頭痛
片方の目の奥に、耐え難いほど激しい痛みを伴います。また頭痛以外にも涙が出る、鼻水が出る、目が充血するなどの症状も見られます。期間としては、1~2ヶ月もの間毎日のように激しい頭痛が続く時期があり、それが年に1~2回の頻度で訪れるといったケースが多いようです。
- 03
緊張型頭痛
頭部を締め付けられるような痛みがあり、肩こりや首筋のこりを伴います。生活に支障をきたすほどの耐え難い痛みはないことが一般的です。頭痛が起こる頻度は高く、毎日のように症状が出ることも珍しくありません。身体的ストレスと精神的ストレスの両方が誘因となり得ます。
片頭痛の内服薬

片頭痛の内服薬には、発作に対処するものと、予防的なものがあります。頭痛が起こっている場合は早期に症状を緩和する発作治療薬(トリプタン・ジタン)が市販薬よりも有効といわれます。
現在国内では5種類のトリプタンと1種類のジタンが処方可能であり、病態に合わせて使い分けて処方しています。
片頭痛の予防薬(CGRP関連薬)

片頭痛の予防については、まず内服薬による治療を開始します。
それでも症状が抑えられない場合は注射薬を使った予防を提案します。
当院では指導のもと自己注射をおすすめしています。
エムガルティ®
CGRP(片頭痛を起こすたんぱく質)と結合することでその作用を抑え、片頭痛の頻度を減らし、症状を軽くする作用が期待できます。初回のみ2本の注射となりますが、2回目からは月に1本の注射となります。
アジョビ®
CGRP(片頭痛を起こすたんぱく質)と結合することでその作用を抑え、片頭痛の症状が起こりにくくする薬剤です。
初回から月に1本の注射で効果が期待でき、安定すれば、3ヶ月に1回(その場合は3本打ちます)の皮下注射で予防効果を発揮します。
アイモビーク®
CGRP受容体をブロックするタイプの薬剤で、アレルギー反応が出にくいと考えられています。月に1回程度の皮下注射で、片頭痛の回数や痛みを緩和することができます。
片頭痛の予防
片頭痛の予防方法としては、薬物療法だけでなく、生活習慣を見直して改善していくことが重要です。
食事の内容に気を配り、精神的ストレスを軽くすることなどが予防に役立ちます。
また、睡眠の量や質、飲酒やカフェインの量に配慮することも有効です。以下に見直すべき事項と内容を記載しますのでぜひ参考にしてください。
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生活習慣の改善
特に改善すべきなのは睡眠の質と量で、規則正しく睡眠を取ることも重要です。また、アルコールやカフェインの過剰な摂取も片頭痛の要因になりがちなので、摂取の回数や量を見直しましょう。
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食事療法
片頭痛の予防にはマグネシウムを多く含む食品が有効です。たとえば、味噌やひじき、黒豆や玄米、大豆製品や海藻などをおすすめします。また、ビタミンB2を多く含む食品も推奨されています。
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薬物療法
片頭痛の予防薬は、患者様ごとの状況や症状を踏まえて利用することで適切な効果を発揮します。そのため、まずは当院にご来院いただき、頭痛の症状や頻度、併発する症状などをご相談ください。
ストレスを緩和させるのも大切です

心身のストレスが多いと、片頭痛が起こりやすいとされています。これはストレスによってセロトニンの分泌量が増え、血管の拡張が起きるからです。そのため、まずストレスをできるだけためないことや、ストレスを受けた時に緩和することなど、ストレスコントロールを意識するよう推奨します。
たとえば、適度な運動によってストレスを解消したり、睡眠の質を上げることで心身を休ませたりすることなどが有効です。
