脳神経外科

こんな症状でお悩みでは
ないですか？

脳神経外科で対応している
疾患例

• 脳卒中

  脳卒中とは、脳血管の損傷や閉塞によって、本来あるべき血流が阻害され、脳機能にトラブルが起こる疾患で、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血に分類されます。意識障害や言語障害、手足の麻痺を伴い場合により、後遺症を残したり、生命に関わることもあります。

• 脳梗塞

  脳梗塞は脳の血管の詰まり、脳の組織に血流が行かず機能を失うことで発症します。前触れはほとんどなくある日突然起きるのが特徴です。発症した脳の部位により手足の運動や感覚、言語に障害が出現したり意識障害を引き起こします。また後遺症を伴うこともあります。

• 脳出血

  脳出血は、脳にある血管が損傷して出血が起きた状態で、ほとんどが前兆なく起こります。血液は脳内で血腫（血の塊）となり、脳組織の圧迫や破壊によって、激しい頭痛や意識障害、嘔吐を起こす場合もあります。血種の部位次第で、言語障害、手足の麻痺などの症状が伴い、後遺症を残す場合もあります。

• くも膜下出血

  脳には硬膜、くも膜、軟膜という3種類の膜がありますが、くも膜下出血はくも膜と軟膜間に存在するくも膜下腔に起こる出血を指します。主な要因は脳動脈瘤の破裂で、症状としては意識障害や突然起こる激しい頭痛などが代表的で、後遺症を残したり、生命に関わることもあります。

• 頭部打撲

  頭部を打撲することにより傷ができたり、場合によっては頭蓋骨やその内部に損傷が及びます。打撲した直後に問題がなくても、時間が経ってから頭の中で出血が生じることがあります。

• 脳震盪

  頭部打撲により、脳が揺さぶられ頭痛やふらつき、めまい、意識障害、集中力の低下などを伴います。スポーツなどで繰り返し脳震盪が起きると、上記の症状が慢性化したりけいれんの原因になったりします。

• 脳挫傷

  脳挫傷とは、頭部打撲により脳そのものが損傷され出血を伴った状態です。脳の出血や腫れ、意識障害の程度の状況によって血腫除去術や開頭減圧術などの外科的治療を提案することもあります。

• 硬膜下出血

  硬膜下出血とは、脳とくも膜間にたまった血液によって脳を圧迫する疾患です。主に頭部打撲をきっかけに発生しますが急性と慢性があり、急性は打撲後すぐに出現し、慢性は打撲後1ー2カ月後に出現してきます。

• 脳腫瘍

  脳腫瘍は大きく原発性と転移性に分類され、腫瘍そのものや脳のむくみ（脳浮腫）によって手足の麻痺、言語障害などが出現します。治療方法は患者様の状態と腫瘍の特徴を踏まえて検討します。

• 三叉神経痛

  三叉神経とは、顔面と脳をつなぎ顔の感覚を脳に伝える神経です。脳腫瘍や血管が三叉神経を圧迫すると顔に耐えがたいほど強烈な痛みが起こることが知られています。

• 顔面けいれん

  顔の表情筋が意志と無関係にけいれんしてしまう疾患です。最初は片目の下まぶた（または目の周辺）に軽いけいれんが起き、徐々に広がっていくという流れが一般的です。長期化すると、治療せず治ることはありません。

• 認知症

  記憶力や判断力の低下などから、社会生活の困難につながる疾患です。種類として、アルツハイマー型認知症、血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症ほか、脳腫瘍や脳血管障害、外傷や水頭症、ビタミン欠乏症や甲状腺機能低下症などに起因する場合があります。

当院の
脳神経外科治療

脳神経外科疾患の多くは入院治療を要する病態ですが、それが終了しても再発を予防したり、介護を要したりすることで治療を継続していく必要があり、当院ではそこに対応します。また頭痛や認知症など入院を要さない疾患にも当院では対応しています。

脳卒中の治療

脳卒中の患者様の多くは生活習慣病をお持ちであり、再発を防ぐためには脳卒中そのものに対する治療の他に生活習慣病のコントロールが重要になります。
当院ではこれらの治療とともに画像検査を定期的に行い再発がないか確認できるようにしています。

頭部打撲の治療

頭部の打撲に対しては傷をできるだけきれいに治すことと、傷がない場合でも頭蓋骨及びその内部に損傷が及んでいないかを確認します。また来院されたあとに徐々に出血が出現してくることがあるのでそれについてもフォローが必要です。

認知症の治療

認知症は、適切な治療をしても進行の停止が望めない疾患です。しかし、早期発見して早めに治療を受けるほど、進行を抑制しやすくなります。治療方法としては薬物療法とそれ以外の方法があり、両者を併用することが望ましいとされています。
認知症治療の目的は、患者様の心身の苦痛軽減、快適な日常生活の維持、ご家族や介護者の負担軽減です。当院でも、認知症の進行を少しでも遅らせながら、患者様ご本人とご家族が前向きな生活が送れるようにサポートしたいと考えています。

頭痛でお悩みの方へ

「片頭痛」はその名称から、頭部の片側に痛みが起こる疾患と考えられがちですが、両側に痛みが出ることもあります。
片頭痛でご来院された患者様に対しては、当院の実績や知識をもって、片頭痛が起こる原因や治療方法、治癒への道のりや日常生活の中での対象方法などを、わかりやすくご案内しています。

片頭痛治療